2017年5月28日日曜日

電子書籍「雪の家」配信のお知らせ

ここでお知らせするのが随分遅くなってしまいましたが、、
私の初のエッセイ作品「雪の家」、電子書籍配信を開始しています!

「第1回TANPEN AWARD」で受賞させていただいた短編エッセイ「雪の家」と、それの続編となる話「先輩とピッケル」、「雲の上の湯」、「7日目」を書かせていただき全ての話を収録した完全版となっています。




こちらは英語版です。
なんと、受賞作品の「雪の家」についてはネイティブの女性翻訳者の方に翻訳していただいたのです!そして海外配信もされています!




出版元のクリーク・アンド・リバー社さんからプレスリリースも発表していただいています。↓
椎名 誠も認める稀代の冒険女子のデビュー作  Sizuca Abe『雪の家』を世界&日本で配信スタート!!


受賞作「雪の家」はイグルー・雪洞作りとそこでの生活や雪山の空気感を描いていますが、「先輩とピッケル」はその後に出会った「先輩たち」との交流やちょっとばかしドキドキハラハラする冒険について書いています。
「雲の上の湯」は小噺のような。気の抜けた、それでいてちょっとばかしはらはらっとする旅のあいまの話しです。
「7日目」は旅の最後の締めくくりとなる話で、森の生活者もぴょこんと登場したりします。

決してマッチョでスポーティな雪山山行ではないのですが、山に分け入り雪の森に迷い込んで行くような、シロウト2人がたどたどしく、山と戯れながら旅をする様子を垣間見て、楽しんでいただければと思います。

また、表紙の絵も私が手がけております!
これは雪洞の中から外を覗いた時に見える、切り取ったような景色なのですが、晴れ渡った空の下で何時間もザクザクと穴掘りをし、疲れてしまってフッと一息入れたとき、こんな景色が見えたのです。自分が騒々しく動いていたせいか、それをやめて穴から外へ意識を向けるとやけに静かで空は穏やかで。時々木の枝から落ちる雪がぱさっと、くっきりと響く。
 この景色は、「雪の家」の旅において象徴的なものだったのでこの絵を表紙に使った次第です。
文中にもいくつか私が描いた挿絵が掲載されてまして、結構自分がやりたいことを自由にやらせてもらいました。無名の新人なのに、電子書籍と言えど、ちゃんと出版社から出版させてもらっていてなんて幸せな待遇なんだろうと。こんな機会、大物作家にならない限り次はないだろうなと思ったり。。
なのでぜひ中身のイラストも含めてぜひじっくりと見てあげてください!
そしてもしよかったら感想を寄せていただけたら幸いです!!!


多くの方に読んでいただけますように、そして 楽しんでいただけますように、これからも地道に活動を続けていきたいと思います。