2016年1月19日火曜日

年末年始の奥秩父山歩きー2日目・早朝ハイクー

2016年1月1日。

4時起床。
外は真っ暗で、まだ真夜中のようです。
テント内でお湯を沸かしてコーヒーとインスタントの甘酒を飲む。
それから撤収開始。

全部片してパッキングし終わり、出発は5時になりました。
それでもまだ真っ暗。
早朝ハイク?ナイトハイク?
月明かりとヘッドライト頼りに歩くハイクは人生二度目です。
前回はひとりぼっちで初めてで、獣の気配もしてかなりドキドキしましたが、今回は二度目だし一人じゃないし冬山だし。なんだかとってもリラックスしていて意気揚々と歩き出しました。

コンパスで方角を出して歩き出す。
真っ暗だと遠くは全く見えないのでコンパスとかGPSに頼るしかないと思いがちですが、意外に暗いときこそ方向が見えてくる、ということがわかったのです。
というのは、私たちが歩いていたところは登山道ではないのですが、獣が使う道、いわゆる獣道が見えてくるのです。
地面を照らしながら歩くと、部分的に草木の生え方が違っていたり、倒木に何度も踏まれたような削り跡があったり。そういったものが浮かび上がってくる。
多分、暗闇の、情報量が少ない時ほどそういった、普段見えていないものに目が向くのだと思います。

それでも明るい時より道に迷いやすいし、方角を確認する頻度も多いと思います。
暗闇で歩く時には明るい時のようにはいかないので、暗闇で歩くときなりの感覚の使い方というか、歩き方をしないとならないのでしょうね、きっと。



頂上付近で初日の出を拝みたかったのですが、白み始め、明るくなってきました。
日が昇るまでに頂上には届きそうもないし、尾根歩きをしてきて、どうやらこの低山の頂上は見晴らしが望めないなと思ったので、程よく林が開けたところで日の出を待つことにしました。
6時20分。東京の日の出が6時50分ということなので山だったら7時頃だろうか。
休憩を兼ねてゆっくり朝食を摂ることに。

朝食の献立はアルファ米のピラフとフリーズドライのお吸い物です。
両方、お湯を注ぐだけなので休憩に丁度いいメニューです。


朝食を食べながら、日が昇るのを待っていると、東側の空から赤くなり、やっと顔を出してくれました。



年末年始の奥秩父山歩きー1日目・野営で年越しそばー

まだ陽が沈む前の、陽だまりポカポカで落ち葉がフカフカの気持ちのいい森。

この時間にテントを張ってゆっくりできるなんて最高です。




二人で使うのは初めてのフライ・クリーク・UL2。
スリーピングマットは問題なく二人分敷けたし、ザックを中に入れなければ 問題なさそう。
前室はやっぱり狭いけど、外で調理することにしたので今回は問題なし。
まだ陽が当たっていることが大きいと思うけど、外にずっといても冷えてこないし、何と言っても明るいうちからご飯の準備をのんびりとできる、この時間が最高です。





それから焚き火!何と言っても焚き火です。
焚き火起こし中

焚き火ができる野営地は最高です。焚き火ができるとなるとテンション上がってしまうわたし。
真っ暗な森でぼうっと焚き火に当たりながら過ごす時間は至福の時と感じます。





今日の夕飯は大晦日なので年越しそばです。
生麺三玉と、具はつみれ、小松菜、大根、人参、蓮根です。
粉末アゴ出汁と乾燥キノコで出汁をとり、醤油を加えたあったかい汁でいただきました。



今回、ガスコンロは軽量化のために一つしか持って行かなかったので、コンロと焚き火両方使えば一気に調理できる!ってことで焚き火でそばを茹でてみることに挑戦。

もちろん直火です
そばを茹でる

うひゃー熱い!とか言いながらがんばって茹でました。夕飯の年越しそばのために!
でも燃料の節約になったし良かったです。結構面白かったし。
ただし鍋の裏は煤で真っ黒です。



 ご飯の後はあったかくして寝るために裸足になって、焚き火で足をあっためました。
これがなかなかいいです。お風呂入ったみたいにあったかくなります。



ちらほら雪が降っていました。
焚き火に当たりながら、のんびりとした大晦日の夜が過ごせました。

20時就寝。

年末年始の奥秩父山歩きー1日目・読図訓練 後編ー

まず、登って行く前に現在地点の標高をGPSで確認しました。
それから1/25000の紙地図の等高線を目で数えたところの標高。
それによると誤差は10mほど。ふむふむ、そんなもんかと。
わたしが使用しているGPSアプリ「YAMAP」のサイトによると、森の中や谷底など、場所により精度が低くなることがあるとのこと。
その誤差が実際どの程度現れてくるのかということも今回は確認していこうという試みです。

コンパスを整置し、目的地へ進むための方角を表示させる。
 そして登山道から外れ、山の傾斜に分け入ります。

最初はひたすら山の傾斜を登るだけなのでしばらく確認しなくても問題なく進めました。
そして地形が変わってきて分岐が現れたところで方角と標高を確認。
その時の紙地図とGPSとの標高の誤差は20m。。うーん、、許容範囲内?
これぐらい違ってきちゃうこともあるということでしょうかね。

さて、方角も再度確認し、 分岐の方向を見定めて、まだまだ進みます。

2時間ほどでしょうか、進んでは方角確認し、ということをその都度繰り返し、普通にサクサク歩くより随分時間をかけました。





しばらくして、開けたところに出ました。緩やかなすり鉢型のような、似たような地形が続いています。
付近には目印になるようなものもありません。雪山だともっとそういったシチュエーションが増えてきます。
ここで次の方法として、人間を目印に進んでゆく。
一人が方角を出し、指し示す。もう一人がその指針が狂わないように次の地点まで進む。
方角指し示した人が人間を目印に次の地点まで進んでゆく。
実際こんなやり方やってる人がいるかどうかはわからないですが、できるだけズレを生じさせないように歩くにはいいのではないかと。その代わりかなり時間がかかりますが、本当に目印が何もない時とかに使えるかなと。

それから、後半は実験として、逆に方角をしばらく確認しないで歩いてみるということもやってみました。
最初に方角を出し、それを基準に自分の感覚で20分ほどその方角に向かって歩く。
それでどれだけズレが出てくるのか。
結果としては、少なからず地形にヒントがあったので大きくズレたりはしませんでした。
場所によって方角確認の頻度が変わってくるってことですね。まぁ、普通に考えればそうですよね、、。




そして、すり鉢型の地形を登っていき、抜けると尾根が現れました。


もう迷うような地形ではないので、しばらくは黙々と歩きます。



しばらく登ると、比較的平らな地形が現れます。



落ち葉がフカフカで日当たりもいい。
時刻は14:30頃。
地図によると、もう少し先にも平らな地形があるようだし時間的にもまだ先に進める。
けれど、ここもいいよね、陽だまりの中でテント張りたいよね、ってことでこの場所で野営をすることになりました。

この日は距離的にはあまり進めてないけどまだ日があるしまぁいいよねってことで。



2016年1月17日日曜日

年末年始の奥秩父山歩きー1日目・読図訓練 前編ー

2015年12月31日。

9時頃入川渓流場の駐車場にバイクを停め、山歩きするためのパッキングをし直し、
9時20分頃入山開始。


と言っても、まずは道路のような道歩き。
写真の黄色いゲートから先は東京大学が管理している林道らしく、二輪を含め、車両通行禁止ということで。。
登山道までの約1時間半ある林道をひたすら 歩きます。

道には枯葉がどっさり。

レールの跡

もともとトロッコ道だったらしく、レールの跡をところどころで見つけました。
地図上には伐採場跡地という地名もあり、全盛期にはこの道を使って木材を運ぶトロッコが行き交っていたのでしょうか。昭和の初め頃なのかなあ。今はトロッコが通れないぐらい道幅が細くなってしまっているところもあり、 廃止してどれぐらい経つのか定かではありません。





途中で滝のような?氷柱を発見。こういった景色は沢に近い、冬の低山ならではって感じがします。




そうしてしばらく歩くと林道と登山道の分岐が現れ、登山道をさらに行くと、目印にしていた分岐点が現れました。

分岐点の赤沢谷出合

ここから登山道を離れ、地図とコンパスを使ってオリジナルのルートを歩こうという、ルートファインディングの訓練をしようと思っていたのです。
毎回、コンパスを使う必要が出てあたふたしてしまう、、
また、GPSを使うにしても現在地が確実でない気がしてしまう時がある、、、
実際に目的地に正確にたどり着くことができなかった、、、
そんな経験があったので、この機会にちゃんとマスターしようということで 読図の訓練は今回の山歩きのテーマのひとつにしていました。
地図とコンパスを使った正しい読図の方法と、いざGPSを使うときに、スマホのGPSアプリはどれくらい信用できるのか、誤差はどれだけあるのかということも含め、危険な場所に行ったときに本当に遭難してしまわないようにということもあり、そういった意味でGPSも併用していきます。
奥秩父を選んだのは、行きたかった沢があったということもありますが、プチ遭難してもいいや、という時間の余裕と、分かりやすそうな地形でまずは確実にやっていこうという感じです。


地形図はこんな感じです。


黄緑線は本来の登山道、オレンジ線は私たちが進むバリエーションルートです、、と言っても低山の、単純に尾根を伝っていくので地形的には分かりやすそうなルートをバリエーションルートと言っていいのかわかりませんが、、、実際にはどうだったのかはこの後の記事に記載されていくことでしょう。

途中まで登山道の黄緑線を行き、分岐からオリジナルのルートに入っていきます。




2016年1月11日月曜日

年末年始の奥秩父山歩きーその他の装備ー

 その他の装備です。

《クッキング》
ガス缶中×2(寒冷地用、ひとつは使いかけ)、
コンロ(エクセラレイターウルトラチタニウム)、EPI 1Lクッカー、風防、ライター、OPINELナイフ、竹スプーン、フォルダーカップ、プラティパス2L×1、1L×1、ワイン用0.8L×1、ナルゲンボトル1L、フロシキコジー

→雪山ではないのでサーモスの山専ボトルは持って行かなかったのですが、雪が降っていないことは問わず冬山には持って行った方がいいということがわかりました。


 《リペア》
スリーピングマット補修シール、ダクトテープ、ステンレス針金、インシュロック、細挽き、バンジーコード、ブラパティスキャップ など


《エレクトロ》
ヘッドライト(PETZL)、予備電池、アイフォン、アイフォン充電器、GoPro、GoPro予備バッテリー×2


《エマージェンシー》
常備薬、絆創膏、湿布、マッチ、アロンアルファ、裁縫セット、予備ライター、着火剤、火種、ろうそく、アルミホイル


《ネセサリー》
コンパス、1/25000山地図、財布、鍵、保険証、免許証、銀行キャッシュカード、アイフォン(GPS)


《サニタリー》
歯ブラシ、ティッシュ、手拭い


《食料》3泊4日、二人分の計算(当初は3泊4日の予定だったので)
◎朝食
・お雑煮〔つみれ、カットした大根、蓮根、人参、小松菜、せんべい汁用せんべい×2袋、醤油、粉末あごだし〕
・アルファ米ピラフ×2袋、ドライフードのお吸い物×2袋
・カルボナーラソース×1袋、ドライ野菜スープ×1袋、サラスパ×1袋
◎昼=行動食
・カロリーメイト×1袋、板チョコ×1枚、クリフバー×1個、芋けんぴ×1袋、枝豆スナック小袋×5個、アボカドトルティーヤチップス×1袋、ごぼうせんべい×1袋、黒糖ピーナッツせんべい×1枚
◎夕食
・年越しそば〔生そば×3袋、つみれ、醤油、手作り乾燥だし、粉末あごだし、ドライわけぎ〕
・レトルトカレー×2袋、アルファ米×お茶碗5杯分
 ・インスタントラーメン×2袋、ドライ卵野菜あんかけ×1袋
◎予備食
・インスタント味噌煮込みうどん ×1、ドライ野菜スープ×2袋
◎飲み物
インスタントコーヒー×4個、ドリップコーヒー×12個、チャイセット(茶葉、スパイス、スキムミルク、黒糖)×3杯分、水1L(家から。その後随時沢で汲みあげる)
 

2016年1月10日日曜日

年末年始の奥秩父山歩きー装備・シェルターー

シェルターについてです。



今回使用したテントはビッグアグネスのフライクリークUL2。
一人山歩きで二度使いましたが今回二人で、しかも冬山で使ってみるのは初めてでした。
一応二人用テントなのですが、二人で使うには若干の狭さを心配していました。
また、本体の上半分がメッシュであることと、前室は一応あるけれど調理するには狭すぎるので冬山で使うことを避けていました。が。
何よりもこのテントの重量は1050g。テントとしてはウルトラライトよりの軽いテントなのでいつも二人で使っているドマドームよりも1キロほど軽い!
この1キロを減らしたらどんなに違うだろうか。
そうしてついに試してみることにしたのです。
結果としては狭さにしても寒さにしても難なくという感じでした。
明るいうちにテントを張れたということもあったので、夕飯は外で焚き火をしながら早いうちから準備ができ、寒さも厳しくはなかったので外で調理・食事を済ませられたことが大きいと思います。
雪山では厳しいだろうけど冬の低山なら問題なさそうです。

そしてテント内に敷いたタイベックシート。
地面からの水分による濡れを防止するために敷くシートです。
これも冬山の寒さを考えると無茶かなぁと思って断熱性も備えた銀マットにしようか悩んだのですが、やっぱりタイベックシートの方が軽いしかさばらないのでここはより軽さを選んでみよう!ってことで試しにタイベックシートを使ってみることにしました。
やはりこれも、エアマットが効いたのか、問題なしでした。

テントを張った様子


年末年始の奥秩父山歩きー装備・ギア編ー

次はギア編です。



ブラックダイアモンドのトレッキングポール、ディスタンスFL。
軽量で折りたたみ可能なZポールシリーズの中でも長さ調節ができるタイプです。
山登りを始めてから長らく愛用しています。 海岸トレッキングで塩にやられて錆び付いて固着してしまったりもしました。また、雪山用のバスケットを付けるためにポールの先端をLEKIのものに取り替えて、雪山バスケットを取り付けられるようにも改造したりしました。
様々な環境によってボロボロになってきていますが、その都度使えるようにメンテナンスしています。
内部のプラスチックの劣化も目立ってきましたが、もう少し使っていこうと思います。

CAMPのチェーンアイゼン、アイスマスター。
冬山やら夏の雪渓歩きなど、軽アイゼンは常に持っていきます。12本爪とか、立派なアイゼンを使うあてはしばらくないと思うので、まだまだ軽アイゼンです。
しかもCAMPのアイスマスターは他のメーカーの軽アイゼンよりも爪が長めでしっかりしている感じ。ただ、他のメーカーよりもゴムがキツめなので柔らかいトレランシューズに付けると圧迫されて、、、今回それで悲惨な目に遭ったのですが、後ほど書きます。
この事で靴やアイゼンについても考えさせられることとなりました。

それからサーマレストのゼットシート。
 休憩中にさっと取り出せる座布団が欲しくて去年ぐらいに購入してみました。
普通に使えています。
連泊の山歩きにも持っていくし日帰りのハイキングでも使える。
テント内の座布団としてもいいです。
何より蛇腹に畳めてかさばらないのがいいです。

2016年1月9日土曜日

年末年始の奥秩父山歩きー装備・就寝編ー

続いて就寝編。


行動着+化繊ジャケット+ダウン上下。
上はユニクロ。上等なダウンを購入する余裕はしばらくないと思うのでまだまだユニクロのダウンは活躍すると思われます。
下はマムートのダウンパンツです。そしてマジックマウンテンのテントシューズ。
ダウンパンツとテントシューズを冬山山行のために手に入れて以来、欠かせなくなりました。ただ、雪山の場合、ダウンパンツのスペックが足りないのかも。。
前回の雪山で少しそれを感じたので改善する必要ありです。







シュラフ。
モンベルダウンハガー#3。
これだけだと冬山では足りないのでもう一枚古いシュラフを中に足してます。
外側はSOLのビビイサック。保温性と透湿性があるので温かさを保持し、結露を防ぎます。
スペックの低い寝袋を使っているということはダウン量が少ないので軽い。その分を補うためにビビイサックを使っていますが、シュラフ二枚重ねだとあまり軽くなっていないというのが現状。。そろそろ考えを改めたいと思っています。
次の雪山の時までには、古いシュラフをやめ、それに代わる保温着を増やそうかと検討中。保温性の高いビレイジャケットなんかを足せば、行動中の休憩時にも使えるし。


それから、写真はありませんが、シュラフの下にはサーマレストの空気を入れて膨らますタイプの「ネオエアー Xサーモ」を使用しました。内部に熱反射板が4枚入っているので断熱効果が高いです。このエアマットのおかげでシュラフの底スペックも補えてる感じもあります。

そんなとこでしょうか。

2016年1月7日木曜日

年末年始の奥秩父山歩きー装備・服装編ー


今回の装備について。
まずは服装から。




 アンダーウェアです。
 上下メリノウールにしてます。上は1枚じゃ心もとない気がしたので、下に薄手のメリノのロングTシャツ、その上にアイベックスのウーリーズ220を重ね着しました。
下はモンベル。確か中厚手くらい。雪山を歩いた時、止まっている時に少しひんやりしたのでさらにこれより厚いものを買い足そうか検討中。








続いてミドルウェア。
行動着になります。

上はモンチュラのダウンベストです。
本来はフリークライミングをする人のために考えられたものだと思うのですが、去年の9月、安売りしていたのでついつい購入してみちゃったものです。笑
普段着で使っていたら丁度いい感じで、山で使うのは今回初めてでした。
結論としては、悪くはないと思いました。
風を通さないしダウンなので保温性に関しては抜群です。ただ、運動量が上がると、背中が暑くなってきます。両サイドがポーラテック生地になっていてその分いくらか透湿性はあるはずですが。前ジップの開け具合で体温調節してました。
行く場所によってアンダーに着るものをかえればうまく使えるかな、、?
腕周りはもたつかなくてベストであることの良さを感じられました。
調べた結果、やっぱりダウンは行動着には向かない。雪山で汗冷えしたら命取り。
そしてこの「モンチュラ パフォーマンスベスト」はやはりクライミング向き。両サイドのポーラテック生地も透湿性と防風性が高いようだし。
いつかフリークライミングやるときが来たら(来るのか?!)使うことにします。それまでは普段の防寒着で使うということで。

下はアクシーズクインのクノイチパンツ。
これは昨年の雪山から使い始めましたが今のところ、お気に入りです。
ジャージ生地のようになっているのでストレッチ性が結構あり、お尻から股下にかけて余裕のある作りになっているので動き易い。そして軽い。
しかも七分丈なので足さばきがいい。なおかつ保温性に優れているのでこの下にアンダーのメリノウールを履けば十分で、透湿性があり、撥水性もあるので雪も浸みてこない。
ほんとにクノイチのように軽快に歩けるパンツなのです。(残念ながらわたしの山歩きはクノイチのようにはいかないが。苦笑)
しばらくのあいだはこのパンツを使い込もうと思っています。








そして行動着兼保温着。
モンテインのファイアボールジャケットです。

山歩きを本格的に始めた3年前ぐらいから使っています。おそらく。
軽くて保温性があり、ダウンでなくプリマロフトを使用したいわゆる化繊ジャケットなので濡れても乾きがよく、重くならない。
ジャブジャブ洗えます。バイク移動や普段着でもかなり使ってるので薄汚れてきましたが、、笑
表面は雨にも強いパーテックス生地ですが、撥水効果は薄れてきています。撥水材かけて、まだまだ使い倒しますが。
しかしこれ、メンズサイズなので若干寸法合ってません。近々ウィメンズの化繊ジャケットを購入しようか検討中。








ニットキャップとネックウォーマー。
ファイントラックとスマートウールです。

このふたつは行動中、温度調節のパーツとして活きてきます。
歩き始めや標高のあるところ、吹雪いているときなどはマストです。
運動量上がってきて暑くなればすぐ外してポケットやサコッシュに突っ込んどけます。
しかし今回藪漕ぎをけっこうやって、ときおり薮に帽子を持ってかれそうになったのが面倒でした。あとバラクラバしてないと耳が意外と冷える。
もっとフィットする帽子にしようか要検討。。








グローブ。
アイベックスの薄手のメリノウールグローブに、
シールスキンのドラゴンアイ。

今回は低山で雪山ではないのでインナーを薄手にしてみました。
薄手なので靴ひも結んだり、ケータイいじったり、細かい手作業が楽です。
寒さとしては運動量上がるとちょうどよかったけど、休憩中はちょっと寒かったかなぁ。
かといってオーバーグローブを着ける気にもなれないし。
なのでもう少し厚めのアンダーの方が良かったのかも。
オーバーグローブ(雪山のグローブシステムでいうミドルに当たるかと思います)は前回の雪山の時に防水・タッチパネル対応ということで買ってみたのですが、そもそもメンズサイズで指が余ってたのでちょっと失敗した感が、、。
しかも前回の雪山では防水を詠っているのに外側表面が凍って固くなってしまったこともしばしばありました。。
もっと自分の手にフィットしたベストなグローブを探し求めているのですが、今回は間に合わず、とりあえず前回のグローブで。
今回は雪山ではないので凍ることもなく、指が余ること以外はわりかし使いよかったと思います。
けれど次回の雪山までにはベストグローブをゲットせねば。。








足元のレイヤリング。
インジンジのメリノウール五本指ソックスに、
シールスキンの防水ソックス、
ローンピークのアルトラ1.5W。

山歩きを初めて少ししてから登山靴で歩くことを辞め、トレランシューズの「ローンピークのアルトラ1.5W」で歩いていますが、冬山でも雪山でもこれでいきます。
ただ、トレランシューズだと寒さにはかなわないので靴下2枚履き。ウールの靴下と防水靴下。これで雪が浸みてくることはほぼないということで。
雪山の場合はさらにトレランシューズを包み込むオーバーシューズが追加されます。
ただ、これじゃあまだ足先が冷えるというのが前回の雪山での経験でした。
そして今回も、雪山よりはマシだけども指先の冷えはあり。。
やはりウールの靴下2枚履きにして、全部で靴下3枚履きにしてみようかというのが次回の作戦です。
また、夏用に買ったトレランシューズなので靴下を重ね履きするとつま先がキツい。。
冷えの原因はそのこともあると思うので早急にサイズの大きいシューズを購入しようと思っています。





2016年1月6日水曜日

年末年始の奥秩父山歩き

2016年、明けましておめでとうございます。




12月31日から1月2日にかけて奥秩父の山を歩いてきました。

今回は読図の練習を兼ねて、登山道でないオリジナルルートを選んでのトレッキングなどに挑戦しました。
それから、まだ陽の昇らない早朝と、完全に夜が更けた真っ暗闇のナイトトレッキングを1日に両方するという超オーバーウォークをこなしたり。
テントを使わずに寝袋だけで眠ってみたり。
 たった3日間だったけれど、いくつかのことに挑戦できた 山歩きになったと思います。

装備も含め、今回の旅の記録をちょっとずつ書いていきたいと思います。