ランニング用のロングスパッツに、それと似たような素材のフィット感のあるTシャツとアームウォーマーを着用する。それから沢足袋に、ホームセンターで買ったネオプレンのグローブ。
そんな格好。
ウェットスーツやマリンスポーツ用の衣類は持っていないしわざわざ今回のために用意はしなかった。
ちょっと海入ってカニとか採りたいなぁってぐらいのノリだったので。
相方はラッシュガードみたいな沢用のロングスパッツで少しは防寒できてるけどだいたいわたしと同じ格好で。
でも魚突きたい気持ちもあったので銛は持ってきたようだ。
潜りやすいポイントまで岩を伝って歩いていく。
この時期の水温はまだ低いのでなるたけ海水に浸からないようにする。
それにしても、本当に綺麗な海。
南国の海遊びは今までしてこなかったからだと思うけど、こんなに透き通った青い海に入るのは初めてかもしれない。
いいポイントの岩場に着いた。
少し海水浴場から離れたので人の介入が少ないのか水草が濃く、岩の色や透き通った海の色がなんとも言えない色彩。
背負っていたザックを降ろして海の中を覗いてみる。
吸い込まれそうだ。
足を恐るおそる水面に入れてみる。
ひやりと冷たい。
一度足を陸地に戻し、一呼吸。
それからえいやっと両足を海水につけ、腰まで滑り込ませる。
うーわー。むちゃくちゃ冷たい。
が、勢いで 上半身まで浸かってしまう。
それからシュノーケルをした顔を水につけ、体を水面に預ける。
体から力が抜けてふわっとする。
もう、こっちのもんだ。
シュノーケルで海の中を眺めると、意外に深く、海底には海藻が茂っている。
陸から眺めるよりも美しい世界が広がっていた。
ゆるく泳ぎながら漂ってみると熱帯地域にいそうな色彩の小さな魚がたくさん泳いでいる。
蛍光色のような薄水色の珊瑚礁もいたるところにあり、鮮やかで、華やかで、こんな海を泳いだのはやっぱり初めてだった。
水の中にいると意外に寒く感じなくなるが、それでも10分も泳いでいると体の冷えが伝わってくる。
海から出ると、さっきまで暑くて心地よかった風がすごく冷たく感じ、体が震えてくる。
海から上がってきたときのために持ってきておいた保温のジャケットをはおると少しマシになった。持ってきておいてよかった。
相方も海から上がってきて、採れそうな獲物はいなかったので岩を伝って隣の中の浦海岸に移動することにした。
0 件のコメント:
コメントを投稿