2016年1月19日火曜日

年末年始の奥秩父山歩きー1日目・読図訓練 後編ー

まず、登って行く前に現在地点の標高をGPSで確認しました。
それから1/25000の紙地図の等高線を目で数えたところの標高。
それによると誤差は10mほど。ふむふむ、そんなもんかと。
わたしが使用しているGPSアプリ「YAMAP」のサイトによると、森の中や谷底など、場所により精度が低くなることがあるとのこと。
その誤差が実際どの程度現れてくるのかということも今回は確認していこうという試みです。

コンパスを整置し、目的地へ進むための方角を表示させる。
 そして登山道から外れ、山の傾斜に分け入ります。

最初はひたすら山の傾斜を登るだけなのでしばらく確認しなくても問題なく進めました。
そして地形が変わってきて分岐が現れたところで方角と標高を確認。
その時の紙地図とGPSとの標高の誤差は20m。。うーん、、許容範囲内?
これぐらい違ってきちゃうこともあるということでしょうかね。

さて、方角も再度確認し、 分岐の方向を見定めて、まだまだ進みます。

2時間ほどでしょうか、進んでは方角確認し、ということをその都度繰り返し、普通にサクサク歩くより随分時間をかけました。





しばらくして、開けたところに出ました。緩やかなすり鉢型のような、似たような地形が続いています。
付近には目印になるようなものもありません。雪山だともっとそういったシチュエーションが増えてきます。
ここで次の方法として、人間を目印に進んでゆく。
一人が方角を出し、指し示す。もう一人がその指針が狂わないように次の地点まで進む。
方角指し示した人が人間を目印に次の地点まで進んでゆく。
実際こんなやり方やってる人がいるかどうかはわからないですが、できるだけズレを生じさせないように歩くにはいいのではないかと。その代わりかなり時間がかかりますが、本当に目印が何もない時とかに使えるかなと。

それから、後半は実験として、逆に方角をしばらく確認しないで歩いてみるということもやってみました。
最初に方角を出し、それを基準に自分の感覚で20分ほどその方角に向かって歩く。
それでどれだけズレが出てくるのか。
結果としては、少なからず地形にヒントがあったので大きくズレたりはしませんでした。
場所によって方角確認の頻度が変わってくるってことですね。まぁ、普通に考えればそうですよね、、。




そして、すり鉢型の地形を登っていき、抜けると尾根が現れました。


もう迷うような地形ではないので、しばらくは黙々と歩きます。



しばらく登ると、比較的平らな地形が現れます。



落ち葉がフカフカで日当たりもいい。
時刻は14:30頃。
地図によると、もう少し先にも平らな地形があるようだし時間的にもまだ先に進める。
けれど、ここもいいよね、陽だまりの中でテント張りたいよね、ってことでこの場所で野営をすることになりました。

この日は距離的にはあまり進めてないけどまだ日があるしまぁいいよねってことで。



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